View From The Throne

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まるで街中を素っ裸で歩いているような感覚

前にブログで書いたことがあるかもしれませんが、僕が高校3年生の頃の話。

当時アメリカから日本に帰ってきた僕は、猛烈な作曲スランプに陥りましてまったく曲が作れなくなりました。

まぁ作れるには作れるけど、それまでは自分が作った曲に対して「これはかっこいい!」とテンションが上がったのが、まったくテンションが上がらなくなってしまったのです。

スランプではなくても、瞬間的にテキトーに作った曲ならテンションは上がらないだろうし、ボツになるリフなり曲は誰しもあると思います。

ところがどう頑張ってもずっとボツなものしかできないスランプでした。

その頃、僕はこう思いました。

「あー、僕がいつもCDを聴いているアーティスト達はこんな風にならないだろうし、効率良く作ろうと思ったら一発で曲が書けるんだろうな。やっぱり有名なアーティストって才能があるんだろうな」と。

そんなある日、近所に唯一存在した本屋さんに行ったらChildren Of Bodomのアレキシ氏のインタビューが掲載されたBURRN!があり、ふと読んだところ、このインタビューに当時の僕にとって衝撃的なことが書かれていたのです。

細かい話は忘れてしまいましたが、そのインタビューの中でアレキシが「何枚もCDを作って、数えられないくらいの曲を作ってきたけど、未だに何百個もクソみたいなリフを書くし、CDに入っているリフは何百、何千と書いたリフのほんの一部なんだよ。だからどれだけ調子が悪くて納得のいくリフができなくても、ひたすら書き続けるんだ。」と言っていました。

当時の僕からしたらそれこそアレキシなんて即効で曲を作れる人だと思っていたし、そんな彼でさえそんなに苦労して曲を作るんだ、と知ったらめっちゃ勇気づけられたのを覚えています。

好きなアーティストなり、プロスポーツ選手なり、芸能人なり、俳優なり、何なり、本人のことを直接知らず、作品であったりメディアを通してのみ知っていると、人はその人のことを別次元の人間に感じがちです。

そして知らず知らずのうちに自分と、その「別次元」な人を比較して、「あぁ、俺はなんてダメな人間なんだ」と考えてしまいます。

本人はそのつもりがなくても(あえてやる場合もあるでしょうけど)、多くの人がそこで劣等感や挫折感を感じているのではないでしょうか。

テレビやインターネット等のメディアにはそんな面もあって、僕も音楽関連に関しては少し免疫がつきましたが、他の分野で成功している人を見ると、まるで自分とは別次元の人のように感じてしまいます。

もちろん死ぬほど努力しているだろうし、別次元な面もあるけど、変に気負いすることは無いんじゃないかと思います。

そんなことをTim Ferrisという人が言っていて、共感したので紹介した次第です。

彼は自分がファンから別次元の人間に見られることに違和感を感じるみたいで、プライベートでは憂鬱になってベッドから出られない日もたくさんあるし、”リラックス”するために”大人”の情報サイトを眺めて時間を無駄にしてしまって罪悪感を感じることも多々あるし、などなど自分のことを赤裸々に語って、ファンに変な劣等感を感じないようにしてほしいとのこと。

なんと赤裸々な・・・。

ちなみにイギリスのSF作家であるNeil Gaiman氏が以下の名言を残していて、Timはこの名言がずっと心に残っているとみたいです。

“The moment that you feel that, just possibly, you’re walking down the street naked, exposing too much of your heart and your mind and what exists on the inside, showing too much of yourself. That’s the moment you may be starting to get it right.”

「まるで街中を素っ裸で歩いているような、自分をさらけ出し過ぎなんじゃないか?という感覚に襲われたら、それこそ書くべきことを書いている証拠かもしれない」

赤裸々に語ってくれたTimに感謝なり。

ではでは!

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